会社を良くするノウハウ

会社を良くするノウハウ

起業時と労働者雇用時の社会保険と労務管理

起業して法人化をした時や初めて労働者を雇用した時、事業を軌道に乗せることが最重要ですが、その他にも法律上義務付けられた届け出等も忘れないようにしましょう。   ┃定款認証・法人登記 法人を設立する場合には、定款認証や法人登記が必要になります。 これらの手続きは、行政書士や司法書士へ依頼することになります。 個人事業主としてスタートするのであればこれらの手続きは必要ありません。   ┃税務署への届け出 事業を開始する時には、税...

労働者を雇用した時に必要な帳簿類の整備

労働者を雇用した時に最低限、整備する義務がある労務管理関係の書類として「法定三帳簿」があります。 法定三帳簿+労働条件通知書(雇用契約書)については、労働者の雇い入れと同時に整備します。 ┃法定三帳簿 「労働者名簿」「賃金台帳」「出勤簿等」の三点を法定三帳簿と呼びます。 労働者を雇い入れたらまずは、この三点を整備する必要があります。 帳簿の種類 記載項目 保存期間・起算日 労働者名簿 (第 107 条) ①労働者氏名、 ②生年月日...

事例紹介┃業務上横領での懲戒解雇

先日、「従業員が横領したので処分をしたい」という相談を受けました。 一般的に「事業主都合の解雇は難しい」と言われていますが横領については、そうとも言い切れません。 業務上横領は、会社と従業員の間の信頼関係を失墜させるものであり、その金額の大小は関係ありません。   ┃東京都公営企業管理者交通局長(免職処分取消等請求)事件 東京地裁で平成23年5月25日に判決が出された事件を紹介します。。 ■事件の概要(原告:労働者、被告:事業主(東京...

事例紹介┃定額残業制を導入する場合の適正時間

時間外労働の割増賃金(残業代)を一定時間分、月額の固定給に含めて支払う定額残業制ですが、正しく導入し、適切に運用をしないことによるトラブルが後を絶ちません。 *定額残業制 みなし残業制・固定残業制ともいわれますが意味は同じです。 今回は、残業時間としてあらかじめ給与に含む時間が何時間が適正なのかについて言及した事例を見ていきます。   ┃マーケティングズインフォメーションコミュニティ(割増賃金等請求控訴)事件 東京高裁で平成26年11...

事例紹介┃「同一労働同一賃金」に関する裁判例

2020年4月1日から<パートタイム・有期雇用労働法に基づく同一労働同一賃金のガイドライン>が適用されます(中小企業は2021年4月1日から)。 このガイドラインは、<パートタイム・有期雇用労働法>の施行に合わせて、その具体的な対応を示したものです。 ただし、現行法でも労働契約法20条、パートタイム労働法8条・9条 において、正規雇用労働者と非正規雇用労働者の間の不合理な待遇差が禁止されています。 ※厚生労働省 ・労働契約法改正のあらまし ・...

<らくらく労務リスク診断>ご提供開始しました

未払い賃金やセクハラ・パワハラ等、事業主と労働者間の労務トラブルが増加しています。 一度、労務トラブルが発生すると「金銭」「時間」「イメージ」に大きな影響を及ぼします。 ┃労務トラブル発生時の3つの損失 ① 金銭的損失 時間外労働等に対する割増賃金を適切に支払っていなかったり、給与が最低賃金に満たない金額で支払っていたりした場合、最大で2年遡って不足分を支払う必要があります。 一人の訴えをきっかけに複数人が訴え出ることも考えられますので...

外国人労働者の保険料の二重負担を解消する<社会保障協定>

外国人労働者が日本国内で働く場合で社会保険の加入資格を満たせば社会保険に加入させる義務が事業主に発生します。 しかし、日本や国外でその国の年金を受け取るためには、一定期間、その国の年金制度に加入する必要があるため、加入資格を満たせずに帰国してしまった場合等には「保険料が掛け捨てになってしまう」という問題が生じます。 その問題を解消するのが社会保障協定の効果です。 ┃社会保障協定の効果 ○社会保険制度の二重加入の防止 外国人労働者が日本...

上司と部下の1対1の面談<1on1>

上司と部下の1対1の面談<1on1>を導入する企業が増えています。 1on1は、従来の個人面談とは異なり、一定の手順で行うことにより社内のコミュニケーションの改善・向上はもちろん、社員のパフォーマンスやモチベーションの維持・向上に役立ちます。 ┃通常の個別面談との違い 従来の個別面談の場合、人事評価制度の一環で行われたり、目標管理の中間報告だったり、特にテーマや進め方のルールを定めずに行われることが多いです。 ○人事評価や目標管理制度の一...

採用時のミスマッチ防止┃個人特性分析(CUBIC)

人材不足で採用が難しい今だからこそ、慎重に自社に合った人材を選び、効率よく採用活動を行う必要があります。 ┃採用の時の悩み 次のような採用に関する悩みや相談を良く聴きます。 ・面接では人当たりが良さそうな人に見えたのに、性格に難があった。 ・せっかく採用したのにすぐに退職してしまった。 ・そんなに厳しくしたつもりはないけれど、メンタル不調で休職してしまった。 あらかじめ、その人がどのような気質を持った人かを把握した上で接することにより...

介護休業制度┃介護で仕事を辞める前に

「介護離職」という言葉を聞いたことがある人もいるかと思います。 両親の介護等を理由に仕事を辞める人が増えています。 働き盛りで職場の中心、戦力である40台前後の中堅社員が両親等の介護を理由に職場を離れることは、会社にとっても痛手となります。 そこで活用できるのが<介護休業制度>です。 子供の育児をする時に一定期間、仕事を休むことが認められている育児休業制度。 この育児休業制度と同様に両親等の介護が必要になった場合に仕事を休むことが...