就業規則・労務管理

就業規則・労務管理

就業規則・ワークルールに定める内容と効力

就業規則には、必ずルールとして定めなければならない「絶対的必要記載事項」とルールとして定めるのであれば規定をする「相対的必要記載」があります。 「絶対的必要記載事項」と「相対的必要記載」を明記し、その他の就業規則を作成する上でのルールを守ればどのように作成しても、それは会社の自由です。 字体だったり、表現だったり会社に合ったものにアレンジすることが可能です。 ■絶対的必要記載事項 ① 始業及び終業の時刻、休憩時間、休日、休暇 並びに交...

就業規則は働き方ごとに分けて作成する

一つの事業所に働き方が複数ある場合の就業規則の作成方法については、 ①複数の働き方を一つの就業規則にまとめる方法 ②働き方ごとに就業規則を分ける方法 いずれかが考えられます。 ※ここで言う働き方とは「正社員」「パートタイマー・アルバイト」「契約社員」等のことです 2つの方法のメリット・デメリットを考えていきます。 ①複数の働き方を一つの就業規則にまとめる方法 ○メリット 作成する規程の種類が少ないのでコストが低く抑えられる。 ×デメリッ...

美容院・サロン等の就業規則と労務管理

美容室やサロン等の働くルール(就業規則)と労務管理を考える上でポイントとなるのは「どこからどこまでを労働時間としてとらえるか」にあります。 ここには、業界の慣習と労働基準法の考え方の間に隔たりがあることを認識することから考える必要があります。 ■就業規則と労務管理が必要になる場面 小規模な美容院やサロン等ではそもそも就業規則の必要性自体を感じていないケースが多いです。 確かに信頼できるメンバーで運営しているときは必要ないかもしれません。 ...

介護事業所と労働基準法・労働法・労務管理

介護事業所の多く、特に中小零細規模の介護事業所では、労働基準法やその他の労働関係法令への認識が低いように感じられます。 しかし、そのままでいると人材の確保や人材の定着よりも大きな問題に発展しかねません。 ■労働基準法と介護保険法 介護事業の指定や処遇改善加算に関する「介護保険法」については、法令順守を強く意識されている事業所が多いと感じます。 しかし、労働時間や休日、休暇、賃金に関して規定されている「労働基準法」については、意識が弱い傾向...

訪問介護事業所・登録型ヘルパー等の就業規則<労働時間>

訪問介護事業所に限らず「労働時間」を適切に把握することは事業主の義務です。 登録型ヘルパー等を雇用する訪問介護事業所では、どの時間が労働時間にあたるのか判断に迷うケースも少なくありません。 一つ言えることは「介護サービスを提供している時間だけが労働時間」というわけではない、とうことです。 このような認識でいると行政の指導や調査の際に「未払い賃金」が発生していると捉えられてしまうリスクがあるので注意が必要です。 ■労働時間とは 「使用者の...

訪問介護事業所・登録型ヘルパー等の就業規則<キャンセル対応>

訪問介護事業所・登録型ヘルパー等を雇用する事業所では、ご利用者からの「急なキャンセル」が発生するケースがあります。 「キャンセル」が発生した場合、その職員に対して休暇を命じ、賃金を支払わないケースがありますが、その時の対応の仕方によっては「休業手当」を支払う義務が生じます。 「休業手当」を支払わないと行政の指導や調査の際に「未払い賃金」が発生していると捉えられてしまうリスクがあるので注意が必要です。 ■休業手当とは 休業手当については、労...

訪問介護事業所・登録型ヘルパー等の就業規則<移動時間>

訪問介護事業所・登録型ヘルパー等を雇用する事業所では、ご利用者宅から他のご利用者宅への「移動時間」が発生するケースがあります。 「移動時間」については「介護サービスを提供している時間ではない」ことを理由に無給としているケースがありますが実態によっては、「労働時間」になる場合があります。 そうすると行政の指導や調査の際に「未払い賃金」が発生していると捉えられてしまうリスクがあるので注意が必要です。 ■「移動時間」と「通勤時間」 ○通勤時間 ...

訪問介護事業所・登録型ヘルパー等の就業規則

朝に出社をして夕方になると退社するいわゆる「一般的な会社」と登録型ヘルパー等を雇用する「訪問介護事業所」は、働き方が異なります。 そのため、訪問介護事業所の事業主の方は「介護業界は特殊」「労働基準法を遵守しないといけないのはわかるが現実的には無理」と考えている人が多いように感じます。 しかし、行政の考えはまったく逆で「訪問介護事業所であっても労働基準法は適用される」という原則のもと訪問介護事業所に対する指導や取り締まりを進めています。 ...

保育園の就業規則と労務管理

認可保育園は、保護者からの保育料ではなく補助金で運営されています。また、女性が多い職場というのも特徴です。「保育園の就業規則と労務管理」について考えていきます。■待遇・労務環境の改善のために考えられること待遇改善・労務環境改善のためには「賃金」と「労働時間」この2つが重要なポイントになります。①賃金のアップ認可保育園の場合、利用者から直接保育料を徴収しているわけではありません。一度、行政へ納付されたものの中から補助金として各保育園へ支給されます...

就業規則を作成しようと考える2つの場面

「就業規則を作成したい」とご相談をいただく中で、最近多いのは次の2つの場面です。どちらの方が良い、ということはありませんが就業規則に対する意識がまったく違います。■「助成金の申請をしたいから就業規則を作りたい」助成金の中には「就業規則の作成が必要条件」になっているものがあります。「助成金のために」「とりあえず」作るのであれば、厚生労働省の雛形を使ったり、10万円以下で安価に就業規則の作成をしたり、コストをかけないことも考えられます。■「会社を良く...